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切符収集記&登山行記

切符収集記&登山行記

上京しました

上京しました

旅行期間:平成19年1月5日~9日
訪問標的:上信電鉄、わたらせ渓谷鉄道

【プロローグ】

学生時代の友人が東京で式を挙げることとなり、いつものごとく鉄の用事をからめて新年早々、旅立ったのでした。本当はムーンライトながらを使いたかったのですが、さすが正月休み。喫煙ボックスシートしか無いと言われ、断念。あとから知り合いに聞いたところ、嫌煙派でもそんなに苦にはならないよとのことで、それにしておけばよかったのですが。
 結局、たまたまその日が運行日に当たっていたサンライズゆめの大阪~東京間を利用することとし、上京の手段はかたまったのでした。
 で、関東近辺はやり残した宿題が多いのでどの私鉄へ行くか迷ったのですが、高崎口をちょろっとしかまわっていない上信電鉄を前半のメインに、そして9日火曜にたまたま足尾駅があいているわたらせ渓谷鉄道を後半帰宅直前のメインにすえることでプランが確定したのでした。相変わらずゆうじーだ。
 中盤は、ちょうどバーゲンシーズンということでファッション好きの在京友人に服をみつくろってもらうことにしました。なんせ、学生時代のセーターやらシャツやら10年近くほぼ固定メンバーでがんばっているもんで。嫁にも、「かっこいい服を見てもらって、私とデートして」と叱咤激励を受けて、東へ向かったのでした。

【1日目】

 うちの職場はカレンダーどおりの営業なので、悲しいことですが5日は仕事。終業後に大阪駅へ向かい、サンライズゆめの客となります。
 B個室を予約してあったのですが、けっこう狭くてびっくりしました。これなら私的には昔からの開放式B寝台のほうがよいかも。特に今回はスーツを手に提げて行ったので、個室が独房と化してしまいました。悪口から始まりましたが、フリースペースは良いですね。茅ヶ崎あたりで朝食をゆったりととらせてもらえました。

【2日目】

 定刻どおり、だったと思うのですが、東京駅着。上野駅へ移動して一路、高崎駅へ向かいます。東京の電車はきれいで良いですね。普段見慣れていないせいか、個人の好みなのか、近郊型電車でもスマートで私はけっこう好きです。
 高崎駅ではJRと上信のホームが柵で仕切られ、それを知らずに上信ホームへ行こうとした私はえれえ遠回りをしてしまいました。
 高崎駅では無人駅や今日訪問予定にない駅の記念D型硬券入場券を数駅分購入。あんまり手を出さないつもりだったのですが、結局訪問した駅でもほとんど買ってしまいました。
 今日は下仁田まで全線に初乗車なので、非常に楽しみです。と、今日は無人くんのはずのいくつかの駅に駅員さんが・・・。私どうやら偶数土曜と奇数土曜を勘違いしてたみたいで、馬庭駅とか行っとけばよかった。帰路に寄ろうとしたらもう閉まってたので・・・。  最初に、高崎往復のD型硬券があると聞いた吉井駅で下車。念願のブツをゲットします。
 続いて後続の電車で東富岡へ。ここは駅前も含めてきれいに整備されておりなんだかこぎれいです。ここでは高崎までの片道硬券が新券で、金額が770円と表示をなかなか美麗にしてくれます。硬券も買ったし、さあどうしよう。この後、富岡製糸場へ行こうかなど迷ったのですが、この鉄道、硬券が豊富で楽しいので収集を続行することにします。ちょっと街中をぶらりとするつもりで隣の上州富岡まで歩いて行ったのですが、えれえ雨降りでちと後悔。廃止代替バスらしきマイクロがたむろする上州富岡へ着いたときは体が冷え切ってました。
 こんだけ苦労こいて来た上州富岡ですが、お客さんが多く窓口へ硬券を頼むのもはばかられたので、自販機から乗る分の切符だけ買って今度は上州福島へ。ちょっと高崎側へ戻ることになります。
 上州福島でも硬券購入にいそしむのですが、使うつもりで買った下仁田ゆきの券が新券です。券箱を見ると、券の裏面も新旧で違うようでけっこうわかりやすいです。これはがんばらねばということで、ますます拍車がかかります。駅員さんも親切な方が多く、収集意欲がかきたてられます。
 途中の駅が開いているのか気になるところですが、下仁田駅をとりあえず目指すことにします。下仁田近くでは山深くなり、富岡では雨だったのがこちらでは雪に変わりました。
 下仁田到着。乗ろう乗ろうと思いつ後まわしにしてきましたが、ようやく上信電鉄完乗。上信電鉄の各駅はちゃんとした待合室があるのでありがたいです。ベンチでしばし買った物を整理したりしてから、ブツを購入です。ここでは他板さんに情報のあった往復硬券を購入。きれいな券で嬉しい入手です。券箱を横にらみしながら新旧地紋の乗車券も入手しました。
 さて、いつも鉄道一本槍の私ですが、時期も時期ですので神社詣りなぞしようかと。上州一ノ宮駅で途中下車して貫前神社までとぼとぼ歩いていきます。雨が降る中、少々距離がありつらかったのですが、立派な社殿を拝し無事お詣りをしたという満足感が私の胸を浸します。子授かりのお守りが欲しかったのですが、あんがいそういうのってないんですね。安産はいろんなところで見かけますが。
 駅に戻り、もう営業時間かと思ったのですが、駅員さんの姿は見えず、切符買えず。次の目的地を根小屋駅に設定して高崎ゆき電車の客となります。
 根小屋駅でも高崎ゆきの硬券を買いました。他サイトさん掲示の同券は行き先に蛍光ペンが引いてありましたが、今回は引いておらずホッと一安心。
本当は、秩父鉄道にも行こうと思っていたのですが、天気も悪いし、上信電鉄でかなり満足いったし、都心で友人に会う約束をしているので、高崎駅から上野駅に乗車、東京駅で友人とおちあいました。

【3日目】

 この日はバーゲンめぐりです。私は学生時代の服も何着かずうっと着回して服には金をかけないという主義でしたが、周囲から「もうちょっと服装に気を遣っては」という半ばからかい、半ば本気の忠告を受けるようになりここで方向転換。おしゃれな服を着ようと決意しました。
 で、今回、ファッションに関心を高い友人と会うのにあわせて、おしゃれ指南を受けることになりました。早速、前日の晩にいくつかチェックを受けたのですが・・・
「職場にどんな靴を履いって行ってるの」
「運動靴」
「まさか白じゃないよね」
「よくわかったじゃん」
「・・・」とか

「セーターよく着ていってる」
「どんな?」
「ゆったりしたやつ」
「服はシルエットがきれいなのを着てっ」

「ベルトしてる?」
「苦しいからしてない。見えないじゃん。」
「見る人は見てるからしてっ」
等々、ほとんどの項目でダメだしをくらい夜3時までレクチャーは続いたのでした。結局、朝から晩の閉店ぎりぎりまでデパートやらキャラクターズショップ(こんな言葉も初めて聞いてのですが)をまわりかなり散財しました。全部ダメだしをくらったので、とりあえず足元からということで、ズボン2本、ベルト1本をあつらえ、ジャケットもひとつは欲しいよね、ということでスリムなのを1着購入。買い物って疲れるーというのが実感でした。

【4日目】

 狂乱のバーゲン祭から一夜あけて今日は別の友人の結婚式。

【5日目】

 予定どおり早起きでき、桐生駅から始発列車で足尾へ向かいます。旧足尾線時代に一度来ているのですが、なんせ20年近く前のこと。あまり覚えていません。長いトンネルがあったことは覚えているのですが。
 だんだん山深くなってくると、山肌にそってくねるように走る様子がうかがえ楽しいです。ここってこんなに景色良かったんだということで、新緑の時期にもう一度来たいという気持ちがふくらんできます。また、昨晩雪が降ったのかうっすら雪化粧状態でカメラを持ってこなかったことが悔やまれます。
 足尾駅で下車。ここで硬券を購入。冬期は営業日・時間が非常に限定されるのですが、今回はラッキーにもこちらの日程と合いました。駅の方は親切な方で、「三セクになる前に来て以来なんですよ」とこちらの口も滑らかになります。なんでも駅は昔のままとのことで、ロケに使用されたりとかもするようです。
 間藤まで行って折り返してきた列車に乗車。この鉄道、ほんとに良いとこです。この日は休館日だった沿線の美術館とあわせて再訪せねば。
 足尾駅の硬券も入手できたし、もうあとは三重めざして戻るだけです。その前にちょっと東京で寄り道。新宿のマルイでパンツを1本買い足し、グリーン車で小田原へ移動。私が東京にいた頃は湘南新宿ラインがなく、新宿、渋谷方面からの東海道乗り換えは非常に無駄が多い感じでしたが本当に便利になりました。しかも廉価でグリーン車に乗れるという・・・。JR東日本の経営基盤の強さを感じます。
 小田原から新幹線で帰宅。家に置いてきた妻子には悪かったですが、なかなか収穫の多い旅をさせてもらいました。


<おしまい>



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